Part#19「ワイルド・スタイル」
(ジェット)
今から一世紀以上も前、チャーリー・パーカーっていうサックス吹きがいた。
ヤツは音楽を譜面通りに演奏しなかった最初の男らしい。
つまり、型通りに演奏するだけじゃ飽き足らず、アドリブをかまし、自分自身のスタイルで吹いたってことだ。
ヤツがはじめたその音楽は、やがてビバップと呼ばれたそうだ。
そう、それがこの船の名前の由来ってわけだ。
サンライズ、バンダイビジュアル『カウボーイビバップ』
Over a century ago, there was a sax player called Charlie Parker.
He seemed to be the first man to not play music exactly as written.
In other words, he wasn’t satisfied with just playing the same thing, so he improvised and played in his own style.
The music he started playing was eventually called bebop.
And so, the name of this ship comes from that.
チャーリー・パーカーについてもう少し正確にいうと、
「メジャー・シーンで即興演奏のレコードを出した最初期のアーティスト」です。
サーフィンにも「Style is everything」という言葉があります。
見た目だけでなく、ライフスタイルもカッコよくないとね!みたいな意味。
誰かの真似をするだけでなく、自分のやり方や生き方を追求している人は素敵です。
チャーリー・パーカー(Charlie Parker)
「Confirmation」
ヤードバードことチャーリー・パーカー(Charlie Parker)はアルトサックス奏者で、
盟友ディジー・ガレスビーと共にモダン・ジャズ(ビバップ)を創ったジャズ・ジャイアンツの一人です。
天才的なアドリブと型破りな人生は伝説のように語られていて、
『バード』(Bird)というタイトルでクリント・イーストウッドが映画化しています。
Wild Style
『ワイルド・スタイル』(Wild Style)は1982年の映画です。
ニューヨークのストリートに生きるグラフィティアーティストのレイモンドが主人公で、
DJ、MC(ラップ)、ブレイキンなど黎明期のヒップホップカルチャーが描かれています。
ナズやパブリック・エナミー、ビースティ・ボーイズなどに影響を与えていて、
サウンドトラックも多くのアーティストにサンプリングされているヒップホップの名盤です。
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