Part13「イフ・シックス・ワズ・ナイン」
(スパイク)
あらゆる物を疑ってかかる事、それが重要だ。
情報なんてしょせんは情報。テレビで言ってる事が真実なんて思ったら大間違いだ。
自分の目を見開いて、耳をかっぽじって世界を見聞きすること、
そして自分の脳を使って考えること、
全てを疑いつくした後にこそ、何かを本当に信じることが可能なんだ。
そう、信じるために全てを疑うんだ。
サンライズ、バンダイビジュアル『カウボーイビバップ』
Doubting everything that you take on, That is very important.
Information is just information after all.
It’s a big mistake to think that what you see on TV is true.
Open your eyes, clear out your ears, and look and listen to the world.
And think using your own brain.
It’s only after you’ve doubted everything that you can truly believe in something.
That’s right. To believe in something, doubting everything.
疑うことは悪いことと思われがちですが、
何かを信じるためには疑うことが大事ということですね。
何も考えずに信じることは妄信、あるいは盲信であってロクなことにはなりません。
疑うことは知ろうとすること、信じるための努力であるともいえそうです。
何であれ疑った末に信じられるものが見つかれば心強いし、
例え期待を裏切られたとしても、それは自分の考えが足りなかったのだと気づくことができるのではないでしょうか。
If 6 Was 9
「イフ・シックス・ワズ・ナイン」(If 6 Was 9)は27歳で夭折した史上最高のギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)のナンバーです。
ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(Jimi Hendrix Experience)の2ndアルバム『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』(Axis: Bold as Love)に収録されています。
映画『イージー・ライダー』(Easy Rider)のサントラでも聴くことができます。
「天地がひっくり返ってもオレはオレの道を行くぜ」という歌詞もかっこいい。
ジミヘンといえばレフティのストラトを構えて歯や背中越しでギターを弾いたり、ギターを燃やしたりする派手なパフォーマンスが有名ですが、
独創的な音作りと即興演奏でエレクトリック・ギターという楽器に無限の可能性を示したことが、ジミヘンが最高たる所以ではないでしょうか。
『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』にはジミを代表するバラード「リトル・ウィング」(Little Wing)も収録されています。
多くのミュージシャンに愛され、エリック・クラプトンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンなどのギタリストにもカヴァーされている名曲です。
Stevie Ray Vaughan 「Little Wing」
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